インタビュー 代表取締役社長・毛利隆が語る モリセイの強み
大正7年の創業以来、長居歴史の中で培ってきた独自のノウハウ

日本のゴム産業は、その多くが履き物を中心とした分野から発展しています。
大正7年に創業した当初、モリセイも主にゴム長靴など製造する会社でした。
当時はゴムという素材自体が非常に目新しく、繊維や皮革に代わる「未来の素材」という位置づけでしたから、大変もてはやされておりましたが、時代の変化により履き物に関わるゴム製品の生産量は頭打ちになり、多くの工場が経営方針の転換を迫られました。
そこでモリセイでは、当時、家庭電気機器の洗濯機、冷蔵庫等の工業製品に組み込まれるゴム製部品のニーズに目をつけ、製造を始めました。

その後、現在まで自動車部品や住宅機器用部品、安全具部品など様々な業界、製品に対応した技術を育ててきました。

ゴムの場合、強度や伸びなどの物理的性質は、練りの段階で原料やその配合バランスを細かに調整する事で違ってきます。お客様のご要望に応じて、通常は使用されないような“かくし味”的な原料を混ぜ込む等の試行錯誤を繰り返し、用途に見合った性質のゴムを製造します。
そのような経験からモリセイ独自の配合ノウハウが蓄積、継承されておりますので、現在ではどんなご要望にも最善のご提案ができると自負しております。

昭和35年ごろの工場風景
昭和35年ごろの工場風景
常に新しい事に挑戦し続ける企業風土

「新しい事に挑戦する」というモリセイの企業風土は、創業当初から変わらないものです。
履き物から工業製品に営業内容をシフトチェンジした際も、当時「賭け」と言えるような大きな決断を要しました。また、1980 年代を境に、加工の容易さやコスト面で勝る樹脂素材がそれまでのゴム部品の多くに取って変わる様になったのですが、その際にもモリセイでは同業他社に先駆けて大規模な設備投資を行ない、樹脂加工にも対応できる体勢をいち早く整えました。

いくら自社の技術に誇りを持っていたとしても、それにあぐらを掻いて甘んじているようではこういった決断も速く正確に行なうことはできないと思います。

時代やお客様のニーズに応える為には「ゴム」という一素材に囚われる事もありません。樹脂加工技術の他にも、自動車のモールディングに使うステンレスや植毛加工技術など、お客様からのニーズに合わせてあらゆる技術を取り入れ、積極的に自社のリソースとして参りました。

現在では、ゴム及び樹脂も異材質を組み合せる二色成型を用いた部品や、複数の技術を複合的に必要とする部品の製造にもワンストップで対応できるようになっており、モリセイの強みのひとつになっています。

代表取締役社長・毛利隆
大型/長尺部品の生産にも対応する
大型/長尺部品の生産にも対応する

淘汰の厳しいモノづくり・製造業界の中でこれまで生き残ることができた大きな要因は、地道な職人気質と同時にお客様や時代のニーズありきで常に自社技術を革新させ続けてきた点にあります。これはモリセイという企業の“性格”といえるような部分があり、今も「10 年後に何がお客様に求められるのか」ということを常に意識した設備投資・技術革新を行なっております。

  異なる素材、技術が複合的に活かされた自動車モールディング
異なる素材、技術が複合的に活かされた
自動車モールディング
お客様からのお問い合わせの対応→納品までのプロセス

これまでも述べてきたように、モリセイでは常にお客様のご要望を先取りした技術革新・設備投資を行っております。現在は自動車、産業機器などの業界を中心にサービスを提供させて頂いておりますが、当社ではカスタムメイドでの低コスト・高品質・高機能を実現しており、大型部品の大量生産が可能な設備も有しておりますので、どんな業界のニーズにも応えられるものだと考えております。

製品や用途のイメージはあっても、強度やしなやかさなどの面からどんな素材が適しているのかよくわからない、といったお客様にも、当社の経験豊富な営業担当が詳しくご説明とアドバイスをさせて頂き、最善のご提案を致します。

また、通常ならば1ヶ月以上お時間を頂くような試作制作などのご依頼であっても、お客様のご希望とあれば社長である私自らが工場を飛び回って1 週間に納期を縮めた、というようなことは珍しいことではありません。その時は大変な思いを致しますが、その努力にはかならず何らかの結果がついてきます。
そうしてお客様からの信頼を得、長く双方に利益を持たらす関係を築いていくのが当社のスタイルです。

他の工場で断られた、という方も是非一度ご相談頂けたら幸いです。

問い合わせから納品までのフローイメージ
お問い合わせから納品までの流れ
代表取締役社長・毛利隆
これからのモリセイ

近年、各メーカーが中国など人件コストの非常に低い国での生産インフラを整えつつあり、日本のモノづくり業界は大変厳しい時代を迎えています。“今のまま”を保つのではなく、新しい技術、より付加価値の高い技術や設備の導入を積極的に行い、時代に合った姿に常に企業の形を変えていくことで、今後もモリセイならではの質の高いサービスを提供していきたいと考えております。

  平成14年に新設された東京本社
平成14年に新設された東京本社
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